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「ボウタイと蝶タイの違い」

こんばんは。MATの西尾です。

今回は知っているようで意外と知らない、ボウタイと蝶ネクタイと違いについて解説していきます。

蝶ネクタイやボウタイと言えば、ホテルやフォーマルな雰囲気のレストランでもよく着用されているアイテムですよね。
他にも結婚式・パーティ・幼稚園発表会等でも着用される方をよく見かけますね。



1.蝶ネクタイとボウタイの違い・種類

早速結論からお伝えすると、ボウタイという大きなカテゴリー内の1つの小さなカテゴリーとして蝶ネクタイが存在するイメージです。

「元々はボウタイで統一されていたものが、デザインの特徴によって呼び名を変えて分類されるようになった」ということになります。
では、蝶ネクタイという呼び方の他に、どのような呼び方があるのかというと。。

■バタフライ
→先端の幅が大型のもので、蝶の羽のような形が特徴です。
最も伝統的なタイプでオーソドックスな形ですね。

■セミバタフライ
→先端がバタフライよりも若干小さめのもので、現在主流のタイプです。
形はバタフライと同じです。

■バットウィング
→タテ幅が狭く、細長いもので、形がコウモリに似ていることがその呼び名の由来です。
「ストレートエンド」とも呼ばれます。

■ダイヤモンドチップ
→先端が尖っているタイプで,「ポインテッド」とも言われます。
パーティー用として使われることが多いのですが、
最近ではカジュアルシーンでも使われることが多くなっています。

まとめると、蝶ネクタイと呼ばれるものはボウタイの中のバタフライ系のデザインのものを指しており、他にも様々な種類があるということです。

2.結び方で異なるボウタイの種類

着用の仕方にもいくつか特徴があり、重視したいポイントに応じて選ぶのがオススメです。
よろしければ参考にしてみてください。

■セルフタイ・ボウタイ
→通常のネクタイと似た形状で、自分の手で結ぶボウタイです。本気でこだわるという方が選ぶことの多い種類です。

■プレタイ・ボウタイ
→初めから結び目があり、首元の金具で留める蝶ネクタイです。自分で結ぶのはハードルが高いけれど蝶ネクタイに挑戦したいという方は選んでみることをオススメします。

■クリップオン・ボウタイ
→結び目の形状に似せたもので、シャツにクリップで留めます。プレタイ・ボウタイよりも装着がさらに簡単になったシリーズ。シャツに付けるだけで簡単に首元のオシャレさを演出することが可能です。

3.人気の王道生地

人気素材は大きく3種類あり、シルク・ウール・コットンが王道ですね。
それぞれの生地特徴をは以下の通りです。

■シルク
光沢としなやかさ、手触りのよさが特徴の天然素材です。
「冬は暖かく、夏は涼しい」吸湿性に優れていて放湿速度が大きく、保温性にも優れた繊維のため天然のエアコン素材とも呼ばれます。
冬になると静電気が発生することもありますが、気になる程ではありません。糸が細いため引っ張りに弱いのでは?と思われがちですがそんなこともなく、実は羊毛や綿よりも強い、繊維の中では強靭な部類になります。

■ウール
繊維の毛が絡みあっており、高い保温効果と伸縮性が特徴です。水を弾く性質がありながらも空気中の湿気をよく吸収するという珍しい特徴を持ったウールは、水分が蒸発する際に熱を奪い特性があり、夏は涼しく湿った感じが少なく着用することができます。型崩れしにくく汚れにくいのもウールの嬉しい特徴です。一方で水温や洗い方によって縮みやすい素材でもあるため、自宅で洗濯する際は注意が必要です。

■コットン
他の繊維と比較しても、吸湿性・吸水性がかなり高い点が特徴の生地です。
その使い勝手の良さからベビー服から大人服まで幅広いシーンで重宝されています。
自宅でも洗濯がしやすいため取り扱いが簡単な点もオススメのポイントです。
最近ではしわになりやすい特性をカバーするために、他素材と混紡されることも増えてきました。

4.生活の変化と共に登場したボウタイ

そんなボウタイですが、1850年代の英国産業革命時に由来があると言われています。
元々は”クラヴァット”や”ストック”という、首に布をクルクルと何重にも巻くファッションが流行っていたのですが、産業革命に伴い、朝が忙しくなったため当時のファッションに変化が起こりました。
朝からおしゃれに力を入れるのが大変だったんですね…
この時登場したクラバットの結び目だけを残した首に巻くファッションアイテムがボウタイの由来とされているそうです。

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