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「裏地と縫製」

いつもご愛読ありがとうございます!
MATのにじおです。

今回はMATユーザーの中でも知らない方が多いと思われる、
MATネクタイの隠された魅力、”裏地”と”縫製”について語っていこうと思います。

 

KYOTO SILK KOMON TIE D

まずネクタイの裏地ってあんまり意識してみないですよね。
可哀想なことにネクタイのディテールの中でも誰にも気にされない箇所だと思います。

でも実は裏地にこそMATのこだわりの秘密が隠されているんです!

ネクタイの裏地といえば、表面と同系素材の無地がつけられていることが多いですが、MATでは裏地を表地のカラーをうまく引き出してくれる
良い塩梅の色味を”シルクの別生地”で縫い合わせています。

 

KYOTO SILK PAISLEY TIE D

かと言っても本来の裏地の役割はファッション性が中心ではありません。
また、スーツの裏地とも違った役割を成すものとなります。

ネクタイの裏地は、ネクタイの芯地を収めるためのものなのです。
つまり、ネクタイの形を形成するためにも必須ともいえる存在になります。

そのため、ネクタイを選ぶ時には裏地を見ることで、ネクタイの良し悪しを知ることができます

裏地の良いネクタイは、結んだ時に綺麗に形が整います。

ではネクタイの裏地のどういった部分を見ればいいのか?
それは”生地を確認する”ことでわかります。

どんなにカッコいいデザインであり、表地にこだわっているネクタイであっても、裏地は手抜きされているという場合があります。

そうすると、カッコいいデザインでもネクタイを結んだ時に形が綺麗に決まりません。

 

KYOTO SILK SHADOW PAISLEY TIE

裏地にも別色生地シルクを使っているMATのネクタイは、表地や芯地も上質な生地で丁寧に縫製しています。

また、ネクタイの裏側を見ると、芯地に巻き付けた生地を裏側で縫い合わせている状態になっています。

この縫い合わせは、少し甘いような状態になっている場合があります。

これは所謂”アソビ”と呼ばれ、縫製が悪いのではなく、良質なネクタイの場合はわざと甘く縫っているのです。

ネクタイを締めた時の綺麗な状態を維持させるために糸をわざと緩めに縫っているので、ピッタリとは縫いつけてありません。

反対に、きっちりと縫い合わされている場合には、ネクタイを結んだ時に形が綺麗に整えられず、緩んでしまいます。

こういった細かな設計こそ、MATの隠れた魅力であり、
我々クラフトマンのものづくりの真髄な部分なのです!!

ものづくりの奥深さを知っていただくことで、
より一層、MATのネクタイを好きになってもらいたい。
MATでネクタイを買う意味付けになってもらいたい。

そう思い、今回は少し入り込んでプロダクトについて綴らせていただきました。

格段と寒くなってきた12月。
ギフトシーズンももうすぐそこ。
是非大切な人へこだわりの一本をプレゼントしてみてはいかがですか?

 

ITALY SILK PRINT KOMON TIE J